明日から出張 4泊5日

明日から仕事で4泊5日の予定で沖縄に出張だ。

そのため、今日は朝から夏服を出したり、買い物にいったりと何かと忙しかったが、自分のことだけすればいいわけだから楽なもんだなあと思っている。

約20年前から今の仕事やっているのだが、始めたころからたまには出張があって、ベトナムやシンガポールなどの海外出張もあった。あの頃はまだ子どもたちが小学生で、いったいどうやって出張を乗り切ったのかはっきり覚えていない。近くに頼れる人もおらず、無我夢中だった。断片的に、何日も前か献立を考え買い物をして、冷凍保存をして、大量の食品をストックした。子どもたちのスケジュールを考えてあらゆることを手配した。夫は忙しい人だったが、なんとか協力できるところはしてもらった。事故にあったり、けがをしたりすることがないように思いつくあらゆることをがみがみとまくし立て、準備もした。そしてあとは神様に「どうか神様、子供たちをお守りください」と祈っていた。その一方で自分の用意と仕事の用意があるわけで、夜に目をつぶりながらというか、あまりにもしんどくて目を開けてられないような状態で荷物を詰めていたことを思い出す。

きっとほとんどの男性はこんな思い出はないのだろう。今ならもう少し賢く、家事代行を頼んだり、シッターさんをお願いするだろう。しかしその時は一抹の不安(他人に任せることや、他人が家に入ること)と費用のことで、何もかも自分でやってしまっていた。

もっと人を信頼してもよかったし、お金も有効に使えばよかった。

今子育て中の人はどのように乗り切っているのだろう？お母さんはどうやって出張に行くのだろう？安心して家事代行やシッターさんを頼めるのだろうか？そういう心配がなくならないと女性は社会で十分に能力を発揮できないだろうし、何より自分自身が萎えてしまう。社会がもっと子育てをバックアップしないといけないのだと思う。

というわけで、今回の出張は自分のことを最優先に考え、持ち物もよく考え選び、夕食の作り置きも作らずに出かける。やっとスタートラインに立ったような、定年も近いというのにそんな気分だ。