想いを懸けて、駆けてきた50年
今週のお題「かける」
ひらがなで「かける」だと、頭の中で、「書ける、欠ける、掛ける」ぐらいを思い浮かべる。入力変換をしてみると「懸ける」というのが出てきた。
「あーそうだ、懸想文<けそうぶみ>だ」と納得した。古典の言葉でラブレター。
「好きな人に自分の想いを懸ける」
なんか古臭いと思われるかもしれないけれど、漢字には意味があるので古い言葉も、知らない言葉も、漢字から推測できるので、漢字の文化はすごいなと思う。
アルファベットはもともと意味がないので、どうやって深い言葉の意味を理解しているのかなと思う。
もちろん単語の前にdisがついたら否定形とか、そういう分類的なことはあるのだろうけれど。
最近、漢字をはじめ日本の文化はやっぱりすごいと再認識している。三十一文字に思い凝縮された和歌、さらに俳句や川柳。
こんな風なことを最近よく考える。
自分のルーツや自国の文化が素晴らしいと思えるようになったのは、50歳を過ぎてからだ。
身の回りのことが肯定的にとらえられるようになってきた気がする。
子どもたちが独立し自分自身に再び戻った今、この50年を一生懸命駆けてきたなと思っている。