eleganのブログ

 La Vie en Rose やりたいことをやる勇気を

『しろがねの葉』

 


久しぶりに夢中になって読んだ。

「銀山の女は三たび夫を持つ」

この言葉に触発されて千早さんは執筆されたという。

朝のラジオ番組『マイ朝ラジオ』で、石見銀山のガイドをしている人のお話を聞き、この言葉とともに本の紹介がされ、ぜひ読みたいと思い手にっとってみた。

思ったことは、世の中には昔から男と女がいて、究極はそこからのがれることはできないということ。銀山堀という死と隣り合わせの中で生きている人たちは、きれいな言葉や修飾語を取り除いた人間の本質を見つめ、その中で生きている。だからシンプルに力強く骨太で美しい。